2011/07/11

「継色紙」君をおきて あだし心を わがもたば…

当初のブログの目的である ”筆の記録” をやっと始められそうです。
臨書の記録をしていきます。(label:臨)


ただ今、顔真卿の「建中告身帖」を全臨中です。
なんと半紙に2文字ずつしか書いていません。
家じゅう半紙の山。
そんなわけで少しずつ整理しながら
今まで清書したものをアップしたいと思います。

「継色紙」恵古臨書 '09/12

まずは、難しいけど大好きな継色紙(つぎしきし)から。
日本の三大色紙の一つです。
言葉の途中で改行されていたりして、とても読みにくいのですが、
間のとり方、斜め書きなど美観を優先していることが素敵です


高野切のように滑らかな線というよりは、何か引っ掛かるような
小粋な線が魅力です。


伝小野道風筆「継色紙」
きみをおき
て あ多(だ)し ご
故(こ)ろを わ
がも多(た)者(ば)


すえ能(の) 
松山
なみも 
こえ那(な) 
舞(む)


心が変わらないことを誓った歌。
あなたをさしおいて他の人に心を移すなんてことがあろうものならば
あの海岸にそびえる末の松山を波が越えてしまうでしょう。          ー古今和歌集より


臨書とは
古典・古筆を模写すること。あらゆる古典書家の書風を学ぶことにより自分の書風を見い出します。
三大色紙:「継色紙寸松庵色紙升色紙

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