「蘭亭序」古游全臨 全紙 |
実は兢書の提出に追い回されているため、ブログを書く時間があまりありません…
やはり書のブログは内容の説明を入れたいので後回しになってしまいます…
ブログ書く時間あったら書の練習…なんちゃって^^;
そして今日。
蘭亭序の全臨書き上げました!
全文字数324字。
私が書くと6時間かかります!!
王羲之「蘭亭序」 |
先週書き上げたのは2文字誤字があったため、没。
で、再度挑戦しました!
(写真はまだ落款書いてません…失敗したら泣く)
床にフエルトを敷き詰め、その上に四つん這いのような
恰好で書いてます。
なので首が重くて痛くなり、最初は胸がムカムカ気持ち悪くなったりしました。
形がとりにくく書きにくい印象があった蘭亭は
実はあまり好きではありませんでしたが、
王羲之という偉大な古典と向き合っているうちに
美意識のあるしゃれた字形に気付くことができました。
(気付くのが遅い…^^;)
その字形は、縦長に、横長に、三角に、逆三角に、右に傾き、左に傾き、大きく、小さく、太く、細く、変化極まりない。一字一字が四角い枠に収まることなく、これによって美しい空間が生まれている。
清雅堂 王羲之蘭亭序 張金界奴本 |
▶蘭亭序
東晋時代(353年)、王羲之が蘭亭にて禊の行事を行った。そこには清らかな曲水が引かれていて名流41人が杯を浮かべ詩を興じた。その時の詩を集めて詩集とし、王羲之がその場で書いた序文が蘭亭序。
書体は行書、形状は横巻28行、総字数324字。真蹟は太宗皇帝と共に埋葬されたため存在しないが、多くの模本が伝存する。
▶王羲之
生年は明らかではないが、東晋の太安二年(303)とする説が有力で、これによると蘭亭序は51歳の書となる。書道史上楷行草の各書体を芸術的に至らしめた功績により最も重要な存在であるため、書聖と言われている。